「ツキノワグマ出没注意報」が発令されています!
掲載日:2025年4月21日更新
「ツキノワグマ出没注意報」が発令されています!
3月以降気温の高い状況が続き、今後クマの活動が活発になること、さらに4月に入りツキノワグマの目撃件数が増加しており、県内全域でクマとの遭遇に注意する必要が出てきたことから、人身被害等の発生を未然に防止するため、福島県より「ツキノワグマ出没注意報」が発令されています。
「ツキノワグマ出没注意報」
【期間】令和7年4月16日 から 令和7年7月31日 まで
【区域】県内全域
毎年、山菜採り等で山に入った際にクマに襲われる事故が発生しています。野外で活動する際にはツキノワグマに出会わないよう十分注意してください。
※小野町内では現在のところ被害はありませんが、山林に入る際などは特に注意をお願いします。
クマと遭遇しないために
クマがいるかどうか痕跡を調べてみましょう
○クマの糞:人間と同じか少し大きめで形も人間と同じです。食べ物によって変化します。
○足 跡:幅は成獣で7~13cmです。
○熊 棚:樹上に折った枝を集めたもので、鳥の巣に似ていますが、枯葉がつくことで区別できます。
○熊 は ぎ:スギやヒノキの樹皮を剥がす行為のことです。樹皮が残り、甘皮部に歯で削いだ痕が残るのが特徴です。
クマの行動を知り、遭わないようにしましょう
クマは臆病な性格のため、積極的に人間を襲うことはほとんどありませんが、不意の遭遇でパニックになり襲いかかってくることがあります。こうした遭遇を避けるために、以下の点にご注意ください。
〇出かける前に目撃情報があるかあらかじめ確認する。
○クマ鈴やラジオなど音の出るものを携帯し、自分の存在をクマにアピールする。
〇できるだけ単独行動を避け、複数人で行動する。
〇クマの行動が活発になる早朝、夕方は入山を控える(山際での朝夕の散歩も注意が必要)。
〇ハイキングや釣り等の際は、下や前だけを見ないで周囲の状況を確認する。
エサ場と認識させないための心構え
エサがある場所と認識すると同じ場所に繰り返し出没します。クマの生息できる場所ではないことをはっきりさせるために次の点に注意しましょう。
○人家の周りにエサとなる生ゴミや作物残渣を放置しない。
○人家の周りに収穫しない果樹(桑の実・カキ・クリなど)を放置しない。
○ペットフードや家畜のエサはフードストッカーや納屋などに保管する。
○お墓のお供え物は持ち帰ること。
出遭ったときにおそわれないように
○遠くにいるのを発見した場合は、あわてず静かに立ち去る。
○近距離で遭遇したときは、クマから目を離さないようにして、できるだけゆっくりと後ずさりしながらクマから離れる。
〇持ち物(リュックなど)を置いて注意をそらす。
〇クマとの間に立木等の障害物を入れることができる位置に移動すれば突進を防ぐこともできます。
○急な動作をせず、大声を出さないようにする。
○背中を見せて逃げると本能的に襲ってくるので、クマから目を離さず、走って逃げない。
○風向きに注意して忌避スプレーを使う(持っていれば)。
○子グマを見つけたら、親グマが近くにいると考えられるので、そっと離れる。
農作業中のクマによる人身被害の防止
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